7月6日、今年初めてのセミの鳴き声を聞いた。ミンミンゼミだと思う。(場所は東京の郊外)
昨年11月頃に生物季節観測が大幅縮小になるというのがニュースになった。生物季節観測とは、気象庁の出先機関である全国各地の気象台で実施されている観測のひとつで、動物や植物の様子を観測するものです。
今年1月から観測対象が大幅に縮小ということになったが、その後、気象庁と環境省・国立環境研究所と連携して、対象から外れた種目を継続して観測する体制を作るため、新たに試行調査を始めことになった。
生物環境の変化、地球温暖化など気象の変化が言われている中、指標となるようなものが継続して観測されることはありがたいことのように思える。
観測対象は「植物」と「動物」の2つあり、植物の中に毎年春に話題になる「さくら開花」「さくら満開」がある。開花に関するものでは「あじさい開花」「うめ開花」と聞いたことがあるようなものの他に「やまはぎ開花」「でいご開花」といった耳慣れないものがある。また、「かえで紅葉」「かえで落葉」「いちょう黄葉」「いちょう落葉」といった秋を感じるものもある。
動物では「うぐいす初鳴」など様々な鳥、様々な蝉の初鳴きに関するものがある。
その中に「しおからとんぼの初見」といったものがあり、東京で見れるのか?とふと疑問に思って観測結果を見ていると、東京は年によって観測されたりされなかったりの状態のようだ。
7月7日の小暑を過ぎで、徐々に暑くなってきてそろそろ夏本番、また、新型コロナウイルスと闘いながらのオリンピックがどのようなものになるのか期待と不安が入り混じった複雑な気持ち。