オミクロン株の大流行と、ブースター接種(ワクチン接種の3回目)の関係について少し調べてみた。が、しかし、正直、あまりよくわからなかった。
厚生労働省のページには
(Q)追加(3回目)接種には、どのような効果がありますか。
(A)追加接種を行わなかった場合と比較して、感染予防効果や重症化予防効果等を高める効果があります。
日本で接種が進められているワクチンは、発症予防効果等がある一方、感染予防効果や、高齢者においては重症化予防効果についても、時間の経過に伴い、徐々に低下していくことが示唆されています 。一方、追加接種により、低下した感染予防効果や重症化予防効果等を高める効果があることが、臨床試験や様々な疫学研究等で報告されています。(後略)
新型コロナワクチンQ&A|厚生労働省
予防効果が時間経過に伴い、徐々に低下していくのであれば、4回目、5回目、6回目・・・と時間経過とともに長期間、何度も何度もブースター接種が必要になるのか、気になる。
この話と、オミクロン株に関するニュースにあった
オミクロン株へのワクチンの効果「3回目で向上」ファイザー
アメリカの製薬大手ファイザーなどは8日、新型コロナウイルスワクチンのオミクロン株に対する効果について、接種を3回行うことによって、ウイルスの働きを抑える中和抗体の効果が従来のウイルスに対する場合と同じ程度に高まったとする初期的な実験結果を発表しました。ワクチンを3回接種すれば、オミクロン株に対する高い効果が期待できるとしています。
アメリカの製薬大手ファイザーとドイツのビオンテックは8日、共同開発した新型コロナウイルスワクチンのオミクロン株に対する効果について、研究室で行った初期的な実験結果を発表しました。それによりますと、ワクチン接種を受けた人の血液中にあるウイルスの働きを抑える中和抗体の効果は、2回の接種を受けた人では、従来のウイルスに対する場合と比べ大幅に減少していました。しかし、3回目の追加接種を受けた人では、中和抗体の効果は2回接種の場合の25倍になり、従来のウイルスに対する効果と同じ程度に高まっていたということです。ビオンテックのシャヒンCEOは、8日の会見で「実験結果から考えると、3回目の接種を受けた人ではオミクロン株に対する高い効果が期待できる」と述べました。今回の実験結果は初期的な段階のもので、ファイザーなどは今後、3回のワクチン接種を受けた人を対象に感染や重症化を防ぐ効果が実際にどの程度得られているか、詳しく調べるとしています。
NHK NEWSWEB 2021年12月9日 5時04分
の内容について、ブースター接種するとなぜ「2回接種の場合の25倍」にも跳ね上がるのか正直、理解できなかった。
余談であるが、ワクチン接種率などわかりやすい図表がリアルタイムに近い形で提供されている以下のサイトを見つけた。
新型コロナウイルスワクチン接種率の推移【世界・国別】
(札幌医科大学)
パラメータを変えたり並び替えができたり非常に便利だ。
幸運にも日本は現在はだいぶ沈静化しているが、世界的には流行は今も拡大している。オミクロン株は弱毒化しているのでは、などのいろいろな報道があり、出現してから日が浅く調査がまだ進んでいないため、まだわからない部分が多い。
今後、新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)との戦いがどこまで続き、どのような結末になるのか。