東京(自分が住んでいるのは東京の郊外)のサザンカが満開だ。昔からサザンカとツバキの区別が曖昧で、何となく時期的な違いくらいかなというくらいしか知らなかったが少し調べてみた。
サザンカとツバキのどちらも「ツツジ目ツバキ科ツバキ属」とうことで生物学的分類上でも近い。一番わかりやすいのは開花時期だろうか。サザンカは10~12月、ツバキは12~4月ということで、11月に咲いているのはサザンカの可能性が非常に高い。
判別の手がかりとしては他にいくつかあるようだが、一番わかりやすいのは葉の形だ。サザンカは全体的に細長い葉の形だが、ツバキはそれより丸に近い楕円形で葉先が尖っているのが特徴だ。
農業生物資源ジーンバンク(https://www.gene.affrc.go.jp/)に起源、特徴、利用、について簡潔にまとめられている。
上記に葉の写真も掲載されているが、正直、似通った形状をしているので区別を間違える可能性がありそうだ。最も確実そうなのはやはり開花の時期なのかもしれない。
しかしながら、ちなみにカンツバキというのは、サザンカとツバキの交雑種で(異論もあるらしい)、10月~12月ころにかけて開花するらしいので、非常にややこしい。
果たして自分が見たものは、サザンカなのか、カンツバキなのか。自分にはきちんと断定ができない。