11月2日(日本時間3日)、大リーグのワールドシリーズ(WS)はヒューストンのミニッツメイドパークで第6戦が行われた。3勝2敗で王手をかけていたアトランタ・ブレーブスが7―0でヒューストン・アストロズに勝利。1995年以来、26年ぶり4度目の世界一に輝いた。
アトランタ・ブレーブスは最古の球団で1871年にボストン・レッドストッキングスとして創設された。1950年代、60年台はハンク・アーロンが所属していた球団ということで日本でも知っている人はそれなりにいたと思う。
自分の記憶がある時代の1990年代は、グレッグ・マダックス(通算355勝)、ジョン・スモルツ(通算213勝)、トム・グラビン(通算305勝)の強力投手陣を有して毎年のように地区優勝をしていた。3人とも殿堂入りしている。この時代の1995年以来、優勝に遠ざかっていたが、今回26年ぶりに優勝を果たした。ちなみに今日先発して勝利投手になったマックス・フリード投手の投球フォームがトム・グラビンと瓜二つのように見えるのは自分だけでしょうか。
自分の予想では、優勝はないだろう、と思っていた。その理由は、強打者マルセル・オズナはシーズン序盤にトラブルで離脱。走攻守のいずれもトップクラスのロナルド・アクーニャは7月に大怪我でシーズンアウト。プレーオフで対戦したチームのブルワーズ、ドジャース、そしてワールドシリーズで対戦したアストロズも、レギュラシーズンの成績はブレーブスより高い勝率だった。だからどこかで負けるだろうと思っていたのだ。
今後、優勝理由の分析が色々とされると思うが、ワールドシリーズMVPのホルヘ・ソレアーもそうであるが、シーズン途中で加入した選手が、大当たりということだったようで、本当のMVPはアレックス・アンソポロスGMなのかもしれない。
今年のメジャーリーグは大谷の大活躍などもあり、多くの日本人にとっても特別なものだった。明日からか少し寂しい日々になりそうだ。