自然

2021年9月上旬はとても涼しかった。

9月に入ってから涼しい日が続いていた。急に気温が下がったので涼しいというより寒いといった感覚に近い。

曇りまたは雨ばかりの日々からようやく抜けたのは9月10日。晴れといっても雲も多くてすっきりとした晴天ではないのだが、それでも10日ぶりに、じっくり太陽が見れたのは本当に嬉しい。

太陽は偉大だ。

9月7日に、東京都が1908年(明41)以来の113年ぶりの低温が続いているということがネットニュースになっていた。

113年前の過去の気象データを気象庁のページで調べられるので見てみたところ一番下に貼り付けた表のようになった。(これを見ると2017年も同じ時期、結構涼しかったことがわかった)

原因はなんだろう。

エルニーニョ現象が発生すると、日本付近では、夏季は太平洋高気圧の張り出しが弱くなり、気温が低く、日照時間が少なくなる傾向になるということだが、9月10日の気象庁による報道発表内容によると、

・エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態となっている。
・今後、冬にかけてエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態が続く可能性が高い(70%)。

ということでそういった現象も関係ない・・・。例えば太陽黒点の影響か、などと思いついたが2020年に黒点(相対)数は極小になったが、2021年1月以降、増加傾向にあるらしい。

少し調べていると昨年5月に掲載された「地球、氷期突入の兆候か…太陽が100日以上も無黒点状態の異変が進行」といった地球寒冷化(氷期)に関する記事もある。

これは気温を下げる方向の話になり、これとは逆の気温をあげる方向の地球温暖化といったものなど様々な要因があり、本当に地球が今どのような状況で、その状況になった要因は何がどの程度寄与していて、今後、未来の地球がどうなるか、というのを評価するのは本当に難しいと思う。

気候変化の要因として考えられるものは例えば

・エルニーニョ、ラニーニャ
・太陽の照射照度
・火山活動
・人間活動の影響 温室効果ガス、エアロゾル

またさらに長期的には
・地球の自転、公転軌道の年差、離心率、傾きの違い
・隕石衝突などの宇宙規模のアクシデント

と言ったものが考えられる。

将来、計算速度やAIが発展し、インプットとなるデータも大幅に増加すればより精度の良い評価や予測ができるような気もするが、それには限界があるのか、限界があるとすればどのくらいなのか、というのも気になるところである。

9月の
最高気温
2021年2020年2019年2018年2017年1908年
1日23.527.432.131.427.422.3
220.632.131.823.724.522.7
321.432.728.526.127.221.6
422.935.126.528.722.521.5
524.734.229.632.027.323.4
621.829.532.931.522.821.3
724.431.233.530.424.021.0
825.034.233.333.028.221.3
922.533.636.232.129.221.4
 平均23.032.231.629.925.921.8
9月の
最低気温
2021年2020年2019年2018年2017年1908年
1日18.321.925.021.017.319.5
218.424.024.120.716.819.0
318.726.422.622.016.418.9
419.225.122.522.818.919.5
518.625.323.022.518.817.9
618.122.523.124.819.816.8
716.824.224.824.920.215.7
816.926.925.326.321.014.2
918.325.224.526.121.514.5
 平均18.124.623.923.519.017.3