投資を始めて2年。
日本人は投資をする人が少ない、といったことを聞くことが度々あり、そのとおりだと思う。
自分もそのとおり【だった】のだが、2年前、思い切って投資を始めて見た。
これからも続けていきたいと思うが、続けられるのか、途中で止めてしまうのか、大損してしまうのか、イーブンなのか、大勝ちするのか、未来はわからない。
ただ、これから投資を続けていく間は、たまに投資に関する内容の投稿もしたいので、今回は序章のような感じで投稿してみた。
投資に手を出さない?それとも手がでない?
これまで何十年と生きてきた。社会人になってから20年以上経過した。そして、ある日、思い切って投資というものを始めてみた。
2021年の春頃だ。それから約2年が経過した。
ギャンブルには全く興味がない。また「投資=ギャンブル」という強い思い込みがあった。
また、お金に関する教育を受けず、お金について自ら勉強することもなく、周囲で投資をする人もほぼ見かけない。
そこから一歩踏み出して投資を始める、というきっかけはほとんどなかった。
でも多少は気になっていたタイミングもある。リーマンショックやコロナショックのような暴落のタイミング。
そんな時に、いま投資を始めたら儲かるのでは?と心の奥底が、微かだが、ざわつくように感じることもあった。
ただ、踏み出せなかった。
しかし、いくつかの出来事が重なり合い、それをキッカケに、このままではいけないと強く感じ、二の足を踏んでいた投資というものを始めた。
投資と時間
いまのところ、ズブの素人、といったところではあるが、一歩一歩、少しずつではあるけど勉強しながら、その金額も含め少しずつ増やしてきた。
投資においては「時間を味方にする」という言葉がよく使われる。
この「時間」というのは、長い時間をかけて、長期の運用をしていく、という意味の時間である。
自分はその大切な時間の「多く」を、過去という場所にすでに置いてきてしまった。
一方で、ネット証券などの充実、YouTubeや書籍など、投資について独学できる優良な教材が増えてきた、といった投資環境が整ってきたというのは最近のことだ。
投資環境が整わないうち、知識も経験もないまま、投資に手を出してしまった結果、高い手数料を取られたり、暴落に巻き込まれたりしたかもしれない。
そうなったら投資から即座に退場して、二度と投資の世界に戻ってこない、というシナリオも十分考えられる。
なので、始めた「いまこの時」が絶好のタイミングだったと考える(ようにする)。
未来は誰にもわからない
未来は誰にもわからない。投資であれば、上がるのか下がるのか、確率は50%。目をつぶって当てずっぽうで投資しても50%は上がり、残り50%は下がる、と「理論的」には考えられる。
例えば、垂直に立てた棒から手を離してどちらに倒れるのか?
北に近い方に倒れるのか、南に近い方向に倒れるのか。頭の中で考えた理想的な環境であれば、五分五分だ。
しかし、現実はそうではない。
北風が吹いているかもしれないし、南西の風が吹いているかもしれない。それがそよ風なのか強風なのか。地面がデコボコかもしれないし、僅かに棒がS字に曲っているかもしれない。
様々な要素の重ね合わせが結果になる。
なので、やっぱり投資というのはギャンブルなのか?と思う時もある。
ただ、そうではないと考える場合、その根底にあるのは、【未来は高い確率で】経済、世界、人類が成長や拡大する、という仮定の元であれば、勝てる確率が増える、こということになるのかもしれない。
また、これもよく言われることだが、『21世紀の資本』でトマ・ピケティ氏が唱えた「r>g」という主張。
これは「r」は資本収益率(株などの投資の上昇率)、「g」は経済成長率(給料の上昇率)。
投資家と労働者に置き換えると、産業革命以降の1700年から現在まで、資本家が労働者を上回っていた、という主張だ。
過去は未来を保証するわけではない。
しかし、これまでの経済、世界、そして人間の進化を自分なりに受け止め、できる限りは投資というものを、続けていくことにしたい。