3月21日(日本時間3月22日)、今回で5回目の開催となる「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」の決勝戦が行われた。
大熱戦の末、侍ジャパンが米国を3対2で下し、3大会ぶり(2009年以来)、3回目の優勝という最高の結果に終わった。
この大会で日本は7戦全勝、完全優勝と言っても良かったと思う。
2009年から2023年へのバトン
最終回、大谷が抑えに登場しツーアウトを取る。そして最後に迎えたのはエンゼルスでチームメートのマイク・トラウト。まさに映画のラストシーンのような演出。
フルカウント(3-2)の場面。
大谷の15球目、渾身の87マイル(時速140km)のスライダーをトラウトが空振り。優勝だ!
その瞬間、自分は思った。
2009年でも全く同じシーンを見た記憶がある!
まさに「優勝」というバトンが繋がれたようなシーン。
早速比較している動画がアップロードされていました。
他にも米国のスポーツ雑誌Sports Illustratedのページに、マイク・トラウトが3度空振りしたのは、これまでの全打席のうち、たった「0.39%」だと伝えています。
打者の成績【チーム/個人】
投手の成績【チーム/個人】
成績(stats)を外観した感想
今回の日本の優勝の最大の要因は投手だと感じた。
米国と日本のチーム防御率を比較すると2点の開きがある。これは大きい。
チーム打撃成績は多少、米国より劣るかもしれないがほぼ互角の成績。
短期決戦では防御率が良いチームが強い、ということがよく言われるがまさにその通りの結果になったと思う。
米国の監督も日本の投手についてよく褒めているインタビューが見られた。
野球にも世界ランキングがある!
サッカーには国際サッカー連盟により発表される各国の強さを表すランキングがある。
実は野球にもランキングがある。
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が発表するもので、野球以外にもソフトボールなどもランキング発表されている。
次回のWBCは?
次回第6回WBCは、3年後の2026年になる。
第2回大会以降、4年ごとの開催が基本になったが、今回は、新型コロナウイルスの影響で予定(2021年開催)から2年遅れて、2023年に開催された。
次回はなぜか3年後。いろいろな思惑があるのかもしれない。
2026年といえばサッカーワールドカップが開催される。開催国は、カナダ・メキシコ・アメリカ合衆国の3カ国。開催期間は2026年6月11日から7月19日。
初めて野球とサッカーのワールドカップが同年に開催する。しかも3か月の短い間隔で。
ただ、サッカーは多くの選手が所属する欧州クラブチームのシーズン終了後の6月。一方、野球はメジャーリーグ開幕が4月。今回と同じ3月開催であれば、シーズン前に開催する、ということで、参加する選手への負担が全く違うのかもしれない。
2026年は熱狂の年になるかも!
【マイアミ時事】米大リーグ機構のマンフレッド・コミッショナーは21日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の第6回大会を、3年後の2026年に開催する計画を明らかにした。複数の米メディアが伝えた。
大会は原則として4年ごとの開催だが、21年に開催予定だった第5回は新型コロナウイルス流行の影響で今年3月に延期された。
[時事通信社]