春のことわざに「春に三日の晴れ無し」というものがあります。
春は雨が多く、春の晴天は三日ともたない、ということをに由来します。
せっかく暖かくなって、お出かけもしたいし、桜散らしの雨は気になるし、力強くなった陽の光の下、洗濯物や布団を干したなったりもします。
その時に気になるのは、天気予報。
ただ、天気予報と言ってもいろいろあります。
ある地域の天気の変化を予測して知らせたり、明後日までの短期予報や、週間天気予報・長期予報など様々なものがあります。
今回は気象庁が提供している天気予報を中心にその概要をまとめました。
天気予報はどのように行われるのか?
観測から天気予報までの大まかな流れは
① 観測データの収集する。
② 観測データをスーパーコンピュータに入力・解析し数値予報を行う。
③ 数値予報のデータや観測データから予報官が解析・予測し天気予報を行う。
になります。
数値予報のデータや観測データに基づき、予報官が24時間体制で、気象状況の監視・解析・予測を行い、天気予報を発表しています。
現在から1週間先までの天気予報
1時間先なのか、1週間先なのか、知りたいタイミング別に天気予報を使い分けると便利です。
ナウキャスト
1時間先までの降水分布、雷の活動度、竜巻発生の確度の予報
今後の雨
レーダーとアメダスなどの観測値から作成した降水量分布、15時間先までの降水量分布の予報
地域時系列予報(天気、風、気温)
予報区内で卓越する天気、代表的な風、特定地点の気温を3時間ごとに予報したもの
地域時系列予報(天気分布の地図)
予報区内で卓越する天気、代表的な風、特定地点の気温を3時間ごとに予報したもの
もっと高解像で天気分布を見てみたい場合は?
より専門的に細かい天気予報を知りたい場合は、GPV 気象予報があります。
GPV 気象予報
GPV(Grid Point Value:格子点値)は地球上を規則正しい格子状のジャングルジムのように区切って解析した予報で、雲や雨の動き、風向・風速、気温・湿度の予報もできます。
もっと先の予報を確認したい
もっと先の天気を確認したい。そんな時は、2週間気温予報(14時40分ごろ更新)や早期天候情報(月曜日または木曜日に更新)、季節予報(毎週または毎月更新)などがあります。
また、天気以外にも災害から身を守るための情報など気象庁からは様々な情報が提供されており、こちらのサイトで一覧が見れます。
「災害から身を守るための情報」、「天気予報・季節予報生活に役立つ情報」、「最新の気象に関する観測情報」、「過去の気象に関する観測情報」、「関連するリンク」にまとまって整理されています。
まとめ
今回は気象庁が提供している天気予報を簡単にまとめてみました。
気象庁の他に、例えば、民間気象会社では地域をしぼったピンポイント予報などなきめ細かい気象予報を行う、と言ったサービスを提供しています。