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AIの進化が止まらない。OpenAIのChatGPT

想像以上にシンギュラリティーというのは近いのかもしれない。

シンギュラリティ(Singularity)は「特異点」と訳されるが、人工知能分野においては人類の知能を超える転換点(技術的特異点)、人間の生活に大きな変化が起こることを意味する。

3月14日(米国時間)に、OpenAI社のAI言語モデルの最新版GPT-4を発表したのだ。

GPT-4は前モデルであるGPT-3.5と比較すると格段に能力が向上している。
例えば、米国の司法試験(Bar Exam)のテストの場合、GPT-3.5は下位10%、GPT-4は上位10%に入るという結果になっている

このChatGPT、無料で利用できる。
ただ、月額20ドルを支払って「ChatGPT Plus」を使うと、ピーク時でもアクセス向上、応答時間の短縮、新機能の利用可能になる。

2023年2月から3月にかけて、OpenAI社の親会社になる米マイクロソフト社から以下のリリースがあった。

  • 検索エンジンBingとChatGPTとの統合
    PC向けの限定プレビュー公開で、ブラウザをMicrosoft Edgeにして、Bingのトップページ左上の「チャット」から使えるようになっている。
  • ワードやエクセルなどの「Microsoft 365」とChatGPTとの統合
    仕事のための副操縦士(Copilot)として、「ワード」「エクセル」などを利用できるクラウドサービス「マイクロソフト365」について、人工知能を組み込んだ新機能「Copilot」を発表。
    現時点では提供先は限定されているが、今後数カ月で「ワード」「エクセル」などにCopilotを導入予定。

状況変化が激しすぎる。

とりあえず、少しだけ使ってみた。
複雑な質問例として、Bingに以下の例文があったのでそれを使って、OpenAIのChatGPTとBingに聞いてみた。

【質問】好き嫌いが激しい、オレンジ色の食べ物しか食べない幼児のために作れる食事は何ですか?

【回答:ChatGPT】
【回答:Bing

ちなみに「ChatGPT」「Bing」のどちらも全く同じ質問を繰り返した場合、大枠の回答内容は同じですが、微妙に表現や内容が違う回答が返ってきます。

最後にもう一つ質問してみた。
【質問】人工知能のシンギュラリティはいつ頃になりますか?

【回答:ChatGPT】
【回答:Bing】

結構控えめな答えが・・・。
とりあえず今回はこれくらいで。