今日は満月。10月の満月はアメリカ先住民による呼び方だと「Hunter’s Moon(ハンターズムーン:狩猟を始める頃)」もしくは「Harvest Moon(ハーベストムーン:収穫の頃)」という名前になる。
ちなみに、11月は「Beaver Moon(ビーバームーン:毛皮にするビーバーを捕獲するための罠を仕掛ける頃)」、12月は「Cold Moon(コールドムーン:冬の寒さが強まり、夜が長くなる頃)」という名前になる。
そして、明日10月21日の21時頃にオリオン座流星群の活動が極大になるとのこと。最近、天気に恵まれず、また、遠出もできていないので、流星群を見れていない。今回も、満月過ぎで空が明るいため条件が良くないというのと、明日、東京の天気はあまり良くない予報になっている。
これまでは、流星の出現数が1時間当たり20個を超えることはあまりなかったのですが、2006年に突然1時間あたり60個以上、観測者によっては100個を超える流星数が観察されました。これは、ダスト・トレイル理論の研究により、およそ3000年前にハレー彗星から放出された塵によって流星数が増加したものだと報告されています。極大は、10月21日頃とされてきましたが、2006年の大出現では3~4日間も活発な出現が続きました。流星は午後10時頃から流れ始めますが、放射点が高くなる真夜中過ぎからが観察に適しています
「国立天文台 オリオン座流星群」より引用
オリオン座流星群は,10月にピークを迎える全流星群の中で二番目に速度が速い流星群です.そのため,明るい流星が多く,有痕率も高くなっています.ピークはなだらかで,10月21日付近にピークを迎えます.2006年及び2007年に通常より活発な活動が観測されています.
電波観測において,対地速度が速い関係上,捉えられる流星数は伸び悩み,年によっては微増程度しか検出されない年もあります.2006年及び2007年はそのピークを明確に捉えています.エコー数は伸びませんが,ロングエコーが多いのは魅力的です.また,ロングエコーのピークとエコー総数のピークが異なる年も多く,流星物質の宇宙空間分布を知る上では興味深いデータが得られる流星群です.
「流星電波観測国際プロジェクト」より引用
ピークは明日だが、今日は天気が良さそうなので、夜中に一度見てみよう。ただ、風も強くここ何日かで気温もだいぶ下がってきているので、風邪を引かないように気をつける必要がある。皆さんも観測する場合はお気をつけて。