米ユーチューブは、YouTubeが、新型コロナワクチンに関するポリシーの範囲を拡大し、新型コロナワクチンに関するあきらかな誤情報だけでなく、WHOおよび各国の保健当局が承認しているあらゆるワクチンを否定する内容を含む動画をすべて削除することを発表したことがニュースになっていました。
「ユーチューブ、ワクチン全般の偽情報を禁止 アカウント停止も」(BBC News japan)
「YouTube、ワクチン偽情報禁止の対象範囲を拡大」(cnet japan)
「YouTube、ワクチンに関する誤情報コンテンツの削除対象を新型コロナ以外にも拡大」(Engadget 日本版)
個人がいつでも自由に発信できるソーシャルメディアは本当に便利で楽しい。一方、たとえ発信内容にどんなに勘違い、誤解、誤り、思い込みがあっても発信できてしまう。(後に削除されるかもしれないが)
また、それが先鋭的な内容であればあるほど、バズる傾向が強く、それにより発信者側に利益がもたらされることになり、その誘惑にかられることがあるのではないか。
発信内容が、どの程度正確で、どの程度の勘違い、誤解、誤り、思い込みと言ったものが含まれているのか、またそれを受信者側それぞれがどう捉えるのか、というのがそれぞれの状況によって違ってくる。特に生命や財産に関わる内容の場合は、とてもセンシティブであって欲しい、という願いはある。今回の件についても、良いのか悪いのかというのは正直わからない。
自分の個人的な考えとして、ソーシャルメディアに限らず、マスメディアも含め、自分が見聞きする様々な言葉、主張、意見、評価といったものについて、自分の都合の良いことは鵜呑みにせず疑いを持つ必要があること、あらゆる可能性があること、断言しないこと、という慎重に考え対応していきたいと思う。