三鷹跨線(こせん)人道橋(跨線橋)は、昭和4年(1929年)の建設から九十二年が経過している。今年(2021年)6月、橋を保有、管理するJR東日本が市に撤去方針を通知し、三鷹市側は八月末にそれを「受け入れる」と回答した。いつになるかというのは気になるが、「時期はまだ決まっていない」(JR)という。市幹部も「今年度内はまずないだろう」とのこと。
だいぶ以前に一度だけ行ったことがあったが撤去前に一度はきちんと見ておきたいと思い、行ってみた。
見た目はサビだらけだが、橋からの眺めは素晴らしく、小さい子供が楽しそうに電車を食い入るように見ていたのと、撮影に夢中の大人が多かったのが印象的だった。
耐震強度が不足しているため、大規模な改修工事の費用は数十億円に膨らむ可能性があること、年間の維持費が高額であることといったことが撤去の理由のようだ。
鉄道ファン、太宰治ファンに限らず残念に思っている人は結構いるのではないか。